令和4年度

校長より

間もなく梅雨入り

梅雨の季節がやってきます。植物にとってはまさに恵みの雨です。今年4月から農園をお借りして、多種の野菜を育てています。家族皆で種を植え、水をやり、草を取るなど手入れをしたところ、約1か月半で青梗菜やホウレン草、白菜の収穫をすることができました。ミニトマトやトウモロコシ、大根やオクラも大きく育っています。自らの手により育てた野菜の味は格別です。野菜に限ることなく、皆さんは、家で何かを育てていますか。時間等制限はあろうかと思いますが、手塩にかけて育てる経験はなかなか貴重です。

6月1日(火) 川俣高等学校長

五月晴れ

今日はまさに五月晴れです。もともとは梅雨の晴れ間を意味していたとされるこの言葉は、今では、4月後半から5月にかけての晴天を指すようになりました。同じ言葉であっても、その意味する内容は時代とともに変化します。そして、その時代を形作るのは、その時を生きる人の意思です。これからの時代をより良きものとするよう、生徒の皆さんに大いに期待します。

5月31日(月) 川俣高等学校長

発 明

今の私たちの生活はその多くを、先人の発明によって支えられています。発明に至るまでには、数えきれないほどの失敗を繰り返したものと思います。発明王と称されるエジソンでも、1個の電球を発明するのに5千回の失敗をした、とされています。とはいえ、彼がその失敗について問われると、「私は、5千通りの、うまくいかない方法を発明したのだ。」と言い返したそうですが。

さて、私たちの周囲にあるものを、じっくりと眺めてみてください。その一つひとつから、先人の残した、その発明に係る思いを感じ取ることができるかもしれません。

5月27日(木) 川俣高等学校長

感 謝

自分でしようとしていることがうまくいかず、イライラすることは誰にでもあります。川高生の皆さんは、その気持ちを、たとえば、試合中であればチームメイトに、また、日常生活であれば保護者の方に向けたりしてはいませんか。そうする前に、してほしいことがあります。試合に臨むことができたのはどうしてか、また、日常生活を送ることができているのはなぜか、ということを考えてほしいのです。自ずと、癇癪(かんしゃく)の気持ちから、「く」の字が取れて、「感謝(かんしゃ)」の気持ちに変わります。

5月26日(水) 川俣高等学校長

発想の転換

キャッシュレスの時代において、カードの存在は日に日に高まっています。あるカード会社の社長さんは、次のように話しています(「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」より 一部抜粋 一部改訂)。

「一枚でも多くカードを獲得するにはどうすればいいか、と何につけても考えます。割引が付いているとか、ポイントに有効期限がない、といった要素が、お客様から見たお得な印象です。自分ならサインレスがいいな、と思いました。サインをするのが業界の常識。サインレス導入にあたり、弁護士からも「何を考えているんですか。」と言われましたが、お客様の利便性が図れるなら、それを阻止する規定や固定概念はすぐに壊してしまったほうがいい、と譲りませんでした。」

この話は、他者(他社)とは異なる点に着目することこそ大切であり、「目の前の非常識、将来の常識」という考え方を表しているんでしょうね。

5月25日(火) 川俣高等学校長