令和4年度

2021年9月の記事一覧

幸をつかむ

生徒の皆さんは、人が満足いく人生を歩むために必要なこと、それは何だと思いますか。目の前にある学校での学びで精一杯、まだ、そうしたことを考えるまでの時間はないかもしれません。でも、意外に身近なことで、その達成を図ることができます。諸説あるとは思いますが、夢、理想、信念、計画、そして実行もその一つです。渋沢栄一氏は次のように述べています。「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。ゆえに、幸福を求むる者は夢なかるべからず。」

9月13日(月) 川俣高等学校長

不可能の壁

3年生の皆さんにとっては、就職や進学など自らの進路を決める大切な時期となりました。面接・筆記を問わず、試験に臨む際に不安を感じない人はいません。でも、自分の人生を決めるのは皆さんです。もしも、自分で作り上げてしまった不可能という壁があるとしたら、それを乗り越えることができるのも、やはり皆さん自身です。すべての力が、皆さん自身の中にあります。

9月10日(金) 川俣高等学校長

授業風景(政治経済編)

2年生を対象とした政治経済の授業におじゃましました。今回は、日本経済の課題、及び、それに係る政府の対応についての学びでした。本校は各教室にプロジェクタが完備されていることから、先生方は自分のパソコンを教室に持ち込むことで、ICT機器を活用した授業を即座に展開できます。生徒の皆さんは、教科書や資料集、そしてスクリーンに映し出される内容をとおして知識の定着を図ります。加えて、授業中に配布された確認プリント(本授業では2枚)に必要事項を書き込むことにより、知識の一層の深化を図ります。

 

板書とプロジェクタを併用した

授業スタイルにより授業展開を行います。

 

 

 

 

板書部分のみを映してみました。

 

 

 

生徒の皆さんは先生の話を

熱心に聞いています。

 

 

 

プロジェクタをとおして

授業内容が映し出されます。

 

 

9月9日(木) 川俣高等学校長

与えられた道

生徒の皆さん一人ひとりに、与えられた道があります。尊い道です。他の人には歩むことのできない、自分だけしか歩むことのできない、そして、二度と歩むことのできない、かけがえのない道です。川俣高等学校における学びもまた、この道の上にあります。人生から見るとたった3年間、でも、とても貴重な3年間。本校は、皆さんの学びを全力で支援します。

9月8日(水) 川俣高等学校

誰かのため

山登りをする方に聞いたことがあります。山を登る途中で一歩も歩けないほど疲れているときにすること、それが、もっと苦しそうにしている誰かの荷物を持ってあげること、なのだそうです。自分のためなら出せない力が、誰かのためなら自然にわいてくるのだそうです。やらなくてはならないことをせずにいても、表面上は何事もなく過ぎた経験があるとしたら、それは、他の誰かが、密かに汗を流してカバーしてくれたおかげなのかもしれません。私たちは、誰かのためにいつかは自分が汗を流す、その思いを忘れてはいけないようです。

9月7日(火) 川俣高等学校長

現実の真実

渋滞に入るとイライラするものです。その原因について、多くの人は、2車線の道路が1車線に絞られるなどしたことによるもの、と考えます。確かにこれは、ボトルネックといって、渋滞を引き起こす一つの要因ではありますが、多くに当てはまる理由は別にあります。たとえば、誰もいない歩道を一人で歩いていれば問題はありませんが、多くの人が近い距離で並んで歩いていれば、何となく歩きづらくなり、そのスピードも落ちます。車も同じです。道路が狭くなるわけでもなく、先で工事をしているわけでもないのに、車の台数が増えて車間距離が短くなると渋滞に陥るのです。多くの車が走っている中を、早く目的地に着くためにスピードを上げて車を運転すると、前の車との距離が狭まりブレーキを踏むことになります。この1台から生じたブレーキの波が雪崩のように後ろの車にも影響を及ぼしていく、これが自然渋滞と呼ばれる現象の原理と言われています。複数の条件にもよりますが、結果として、ゆっくりとしたスピードで車間距離を取りながら走る方が早く着くこともあるのです。東京大学大学院教授西成活裕氏が、この渋滞学について研究されています。現実を成り立たせる真実は、思わぬ要因の場合もあるんですね。

9月6日(月) 川俣高等学校長

ゾーン

スポーツ心理学にゾーンという概念があります。自分でも信じられないような最高のパフォーマンスを発揮できる、突然訪れる瞬間のことです。アメリカの心理学者チャールズ・ガーフィールド氏によれば、ゾーンに入ると、やる気や情熱という心的エネルギーが非常に高まり、精神的にはリラックスしているにもかかわらず感覚は常に肯定的、意識は今に集中するのだそうです。生徒の皆さんは、こうしたゾーンを呼び込む体験をしたことはありますか。

9月3日(金) 川俣高等学校長

極める

生徒の皆さんは、「一を聞いて一を知る」のは当然のこと、「一を聞いて十を知る」ようになろうと指導を受けた経験があると思います。でも、心がけ次第では、一を極めることで十を知ることにもつながります。つまり、「一の中に十を知る」ようにもなれるのです。

9月2日(木) 川俣高等学校長

図式化

人の左脳は論理をつかさどり、右脳は視覚など五感をつかさどります。物事を論理的に考えることは大切ですが、人はすべて、それだけで動くわけでもありません。理解を深める際には、論理に加えて視覚なども必要とします。生徒の皆さんも、説明を受けて何か腑に落ちないときには、自らの手で図式化すること、言い換えればビジュアル化することをお勧めします。

9月1日(水) 川俣高等学校長