令和4年度

校長より

学びの継続

以前、自分が高校生だった頃に、ある分野の学習が終わりに近づくと、心の中に、小さなさざ波が立ったことを記憶しています。それは、理解した分野を離れ、未知なる次の分野に飛び込むことへの不安だった、今ではそう思っています。学べば学ぶほど、自分の知らない範囲が広がっていく。でも、こうした気づきは、次なる学びの意欲を高めることにもなります。大切なのは、知りたいという意識を持ちながら、そして、その意識を忘れることなく常に念頭に置き、学び続けること、と理解しています。生徒の皆さんの中で同じような経験があるのであれば、是非伝えたいことがあります。決して知的好奇心を失ってはいけない、と。

9月22日(水) 川俣高等学校長

気づき

学びをとおして、わからないことには直面したくはないかもしれません。知的探求心も萎えます。でも、物事には必ず見えない面が存在します。これこそが重要なのです。真実の発見よりもむしろ、見えない面、言い換えれば、自分にはわからないことがある、ということへの気づきです。

9月21日(火) 川俣高等学校長

自分を信じる

生徒の皆さんは自分に自信を持ち、日々過ごしていますか。周囲には、確かに不安を感じる要素があります。でも、その不安を払拭できるくらいの大きな力が、人には備わっているのです。哲学者ニーチェは次のように述べています。「残念ながら、多くの人は知らなすぎる。自分に溢れるほどの豊かな才能があることを。何にだってなれる。何だってできる。言葉のあやではなく、全くそのとおりの意味で、現実として。」

9月16日(木) 川俣高等学校長

登校指導

今週は月曜日から金曜日まで、全教職員による登校指導を実施しております。良き表情で登校する生徒の皆さんから、教職員が元気をもらっています。本日の充実した教育活動を期待し、心からの声かけを行っています。

9月15日(水) 川俣高等学校長

進 歩

生徒の皆さんは、今の自分が最高値と思っていませんか。「自分なりに努力している。これ以上は無理」と思ったら、他にがんばれる余地は本当にないのか、自己検証を試みてください。加えて、保護者の方や先生方に、今の自分の在り方について聞いてみてください。人類の進歩はそのほとんどを、不可能を受け入れることのなかった人々により達成されています。

9月14日(火) 川俣高等学校長

幸をつかむ

生徒の皆さんは、人が満足いく人生を歩むために必要なこと、それは何だと思いますか。目の前にある学校での学びで精一杯、まだ、そうしたことを考えるまでの時間はないかもしれません。でも、意外に身近なことで、その達成を図ることができます。諸説あるとは思いますが、夢、理想、信念、計画、そして実行もその一つです。渋沢栄一氏は次のように述べています。「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。ゆえに、幸福を求むる者は夢なかるべからず。」

9月13日(月) 川俣高等学校長

不可能の壁

3年生の皆さんにとっては、就職や進学など自らの進路を決める大切な時期となりました。面接・筆記を問わず、試験に臨む際に不安を感じない人はいません。でも、自分の人生を決めるのは皆さんです。もしも、自分で作り上げてしまった不可能という壁があるとしたら、それを乗り越えることができるのも、やはり皆さん自身です。すべての力が、皆さん自身の中にあります。

9月10日(金) 川俣高等学校長

授業風景(政治経済編)

2年生を対象とした政治経済の授業におじゃましました。今回は、日本経済の課題、及び、それに係る政府の対応についての学びでした。本校は各教室にプロジェクタが完備されていることから、先生方は自分のパソコンを教室に持ち込むことで、ICT機器を活用した授業を即座に展開できます。生徒の皆さんは、教科書や資料集、そしてスクリーンに映し出される内容をとおして知識の定着を図ります。加えて、授業中に配布された確認プリント(本授業では2枚)に必要事項を書き込むことにより、知識の一層の深化を図ります。

 

板書とプロジェクタを併用した

授業スタイルにより授業展開を行います。

 

 

 

 

板書部分のみを映してみました。

 

 

 

生徒の皆さんは先生の話を

熱心に聞いています。

 

 

 

プロジェクタをとおして

授業内容が映し出されます。

 

 

9月9日(木) 川俣高等学校長

与えられた道

生徒の皆さん一人ひとりに、与えられた道があります。尊い道です。他の人には歩むことのできない、自分だけしか歩むことのできない、そして、二度と歩むことのできない、かけがえのない道です。川俣高等学校における学びもまた、この道の上にあります。人生から見るとたった3年間、でも、とても貴重な3年間。本校は、皆さんの学びを全力で支援します。

9月8日(水) 川俣高等学校

誰かのため

山登りをする方に聞いたことがあります。山を登る途中で一歩も歩けないほど疲れているときにすること、それが、もっと苦しそうにしている誰かの荷物を持ってあげること、なのだそうです。自分のためなら出せない力が、誰かのためなら自然にわいてくるのだそうです。やらなくてはならないことをせずにいても、表面上は何事もなく過ぎた経験があるとしたら、それは、他の誰かが、密かに汗を流してカバーしてくれたおかげなのかもしれません。私たちは、誰かのためにいつかは自分が汗を流す、その思いを忘れてはいけないようです。

9月7日(火) 川俣高等学校長