令和4年度

校長より

小さな親切運動

昭和37年度の東京大学卒業生に向けた当時の学長さんの話の中に、「小さな親切にも心を配ろう」との提唱があり、その実践を図った高等学校の一つに、群馬県の明和高等学校がありました。通学時に、各生徒が自主的に、電車やバスの中で席を譲る活動を始めたそうです。この日常生活のごく自然な取組は、これもごく自然に上級生から下級生に受け継がれました。席に座ることのできた方々からの「ありがとう。」の一言に支えられ、約15年程前に閉校となるまで、百万回をはるかに超える活動として定着したそうです。誰が決めたわけでもない、自らの真の思いの下、行動すれば、周囲の方々に大きな喜びを届けることができそうです。

10月28日(木) 川俣高等学校長