令和4年度

ハングリー

半導体などの洗浄に使用される水を超純水と呼ぶのだそうです。不純物を徹底的に除いた超純水には、50メートルプールの中に爪楊枝の先程度の砂粒があるくらいと言いますから、その純度には驚かされます。水は、他の物質を溶かし込みゴミを吸い取る性質を持つため、純度が高くなると洗浄力が増すのだそうです。超純水のことをハングリー・ウォーターと呼ぶ場合もあると聞きます。一般的に使用している水も、長く瓶などの入れ物に入れたままにしておくと、水が入れ物自体を溶かすなど、瓶が痩せると称される現象が稀に起きる場合もあるので注意が必要とのことです。一見、とても便利な超純水ですが、一方で、塩分やカルシウム、マグネシウムなど有機物が取り除かれているため、飲んでは美味しくはないようです。全てにおいて有効な物質はなかなか存在しませんね。

12月14日(木) 川俣高等学校長