令和4年度

ティー

ゴルフのティーには、一般的に長持ちするプラスチック製のものが多く使われているようです。でも以前に、ティーグランドに落ちていたティーが芝刈機にひっかかり、刃こぼれを起こす事案が多く発生したことがあり、修理代に多額のコストがかかりました。ゴルフ場では木製ティーを無料で提供するサービスを始めますが、無料であるためか、打ち終わった利用者は木製ティーを拾うことなく立ち去るようになります。それを拾い集める人に費やす人件費がかさむようになり、新たな対策を考える必要に迫られます。でも、アイディアが尽きることはありません。そこで考えたのが、土製ティーの開発です。粘土を固め、表面を樹脂塗料で加工します。たとえティーグランドに残されたとしても、芝生の水分を吸収するなどして、12時間後には溶け始めるので、手間も人件費もかからず、地球にも優しい画期的な製品でした。ただし、残念なことに、かなり重く値段も高いなどの理由で、あまり普及はしなかったそうです。

1月18日(木) 川俣高等学校長