令和4年度

失敗と成功

結果を伴うことに挑戦するとき、人は、どうしても失敗を恐れる傾向にあります。だから、「失敗は成功の母」や「禍転じて福となす」など、励ましの意味を込めた表現が多く見られます。そういえば、同じ結果を得たとしても、ある人は成功と感じ、一方で失敗と感じる人もいます。それは、目標をどこに置いていたのか、または、その取組の過程において、どのくらい本気度を高めて取り組んだのか、によるものだと思います。いずれにせよ、仮に、一時失敗しても、人にはやり直す時間はたくさんあるし、また、人はそうする力も備えています。「我らのつとめは成功にあらず。失敗にたゆまずして、さらに進むことなり。」という言葉もあるように、前向きな取組の継続を図ることこそ、成功につながる近道であると思います。

3月9日(水) 川俣高等学校長