令和4年度

不安と行動

不安を感じるとき、それは、何らかのピンチや困った状況に陥った場合だと思います。どうしよう、と長く考えて思考停止のループに入ってしまい、何の解決にもならなかった経験は、生徒の皆さんにもあるはずです。イギリスの哲学者トマス・ホッブズ氏も、人間の感情において最も根源的なものは恐怖であり不安である、と言っています。では、不安を解消するにはどうすればよいのでしょうか。それは、行動を起こすことです。不安の源であるノルアドレナリンは、行動するためのエネルギーとされています。生徒の皆さんを困っている状況から救ってくれるエネルギー、これこそが不安なのです。何もしないと不安は増え、一方で、行動すると不安は減ります。だから、不安というエネルギーをどんどん使うことで、思いっきり行動を起こしてみてください。

1月18日(水) 川俣高等学校長