令和4年度

心の鏡

松下幸之助氏は、「迷うということは、一種の欲望からきているように思う。ああなりたい、こうもなりたい、という欲望から迷いは生じる。それを捨てれば問題はなくなる。だから、自分の才能というものを冷静に考えてみて、その才能に向くような仕事を選んでいくことが大切です。」と話されたことがあります。自分の進路を決めるために自分自身を知ることは、自分にしかできませんが、なかなか難しいことですね。自分の姿なら鏡に映すことができます。自分の声なら録音できます。でも、自分の心は、鏡に映すことも録音することもできません。自分を知るには、自分自身を心の鏡で見るしかなさそうです。心の鏡は汚れやすいものです。ごまかしの気持ちがあれば、瞬く間に濁ってしまいます。心の平静を保つことは、全てにおいて大切であるようです。

12月27日(火) 川俣高等学校長