令和4年度

後ろ姿への責任

相撲の力士が花道を引き揚げる際に、その後ろ姿がテレビに映し出されます。仮にその取組を目にしていなくても、後ろ姿から勝ち負けを想像することができます。生徒の皆さんは、皆さんの前(目や意識の届くところ)に加えて、後ろにも注意を向けているでしょうか。たとえば、バスや電車に乗っているときに、自分の背負っているバッグが周囲にいる人の邪魔になってはいないでしょうか。また、歩道に広がって歩くことで、後ろを歩く方々の通行を妨げてはいないでしょうか。就職や大学の試験では、多く面接が課せられます。緊張感を強いられる中、試験会場に入室してすべての応答をし終えた、まさにそのときの皆さんの表情、そして、退室する際の所作こそ、面接をされる方の知りたいところなのです。皆さんは、自分の後ろ姿(目や意識の届かないところ)にも、責任を持つ必要があります。

4月27日(水) 川俣高等学校長