令和4年度

青い鳥

メーテルリンクの「青い鳥」という童話をご存じでしょうか。チルチルとミチルが夢の中で過去や未来の国を訪れて、幸福の象徴である青い鳥を探しに行く話です。でも、見つけることができずに家に帰った二人は、自分たちが飼っている鳥こそが、幸せの青い鳥であったことに気づくのです。私たちが気づかないだけで、幸せは、いつも自分の身近なところにあります。では、どこに私たちの幸せはあるのでしょうか。具体的には、脳の中にもあります。ある目標や計画を立てたとき、何かワクワク感を感じることはありませんか。それは、脳内にドーパミンが分泌されているからです。そして、その目標の実現が図られると、大きな達成感とともに、より多くのドーパミンが分泌されます。それは、幸福感に満たされる瞬間です。幸せに、大きい小さい、はありません。幸せは、間違いなく幸せなのです。生徒の皆さんも、こうした機会を一層多く持つことで、充実した楽しい生活を送ることができます。

9月1日(木) 川俣高等学校長