令和4年度

機械の変容

生徒の皆さんが、ある工場の現場責任者だとします。自分の工場に、念願であった新しい機械が導入されました。これで今までのすべての問題が解決できると、皆さんはほっとすることと思います。でも、実はそうではありません。新しい機械は、他社でも導入できます。同じ機械を同じように使っていれば、他社との差別化を図ることはできません。では、どうすればよいのか。その機械に、人の知恵を付けるのです。知恵は、工夫と置き換えることもできます。機械に付けた人の知恵の数だけ、機械は変容を遂げ、その魅力も増します。数か月後に、他社で導入した同じ機械と自社の機械を見比べてみてください。姿・形は同じでも、きっと、全く違ったものとして見えるはずです。

9月6日(火) 川俣高等学校長