令和4年度

山あり谷あり

生徒の皆さんも、人生は山あり谷あり、という表現を耳にしたことがあると思います。何かに取り組む際には、うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある、という意味で使われていますが、実際に、自分にとって悪いことが起きるのは、思いがけない良いことが起こる前兆、ということはよくあります。登山を思い浮かべてみてください。山頂にたどり着いた後に、さらに高い山に登るときには、直通する道は存在しないので一旦は山を下ることになります。下山は想像をはるかに超えてつらいものです。でも、たとえば麓に下り立ったときに自分の登った山を見上げると、登山前に見上げた光景とは別のようにも見えて、異なる領域に達した満足感を感じることができる、と言う人もいます。一旦は谷に下りるからこそ、成長もできるのです。

3月24日(金) 川俣高等学校長