令和4年度

ほのかな香り

農家の方々が自家用として栽培していた中に、香り米と呼ばれる米があります。近い地域では宮城県などで栽培されている香り米は、ほのかに煎った大豆のような香りがするためそう呼ばれるのだそうです。匂い米、あるいは麝香に似ていることから麝香米と言う人もいます。元々流通経路に乗っていたわけではないため、知っている人も限らていたようです。また、背が高くなるため倒れやすいなど、栽培にも多く手間がかかり収穫量も少量ではありますが、古米に少しだけ混ぜると、いわゆる古米臭を消してくれるため、新米のように感じられるという感想も聞かれるのだそうです。ピラフ料理にも合う、と生産農家の方々は話されています。少しの使用量でも存在感を発揮する香り米、どのような味なのか気になりますね。

1月15日(月) 川俣高等学校長