令和4年度

マーカー

ドライブに行くときには、今ではカーナビを活用することが多くなりましたが、以前であれば、道路を間違えることのないよう、地図帳にマーカーで印を付けた上で出かけたものです。でも、ボールペンなどの開発・販売をする会社に勤める方が、一旦マークをしてした地図帳は次に使用する際に使いづらいと感じます。そして、数日間だけ色を残すために、アルカリに反応して発色する色素を溶剤で溶かすなど工夫して、色素が少しずつ揮発し、空気中の二酸化炭素で中和されることで色の鮮明さが徐々に失われていき、最後には消えてなくなる商品開発に成功します。地図に活用するために生み出されたこの商品は、開発者の意図とは異なり、オフィス用品として定着することとなりました。

11月16日(木) 川俣高等学校長