令和4年度

苦 楽

昼夜や表裏など、反対の意を持つ語を並べる表現は多く見られます。対等に表記されていますが、一方があるから他方がある、という意味で使われる場合も多く見られます。苦楽もそうです。「苦があるから楽がある。闇があるから光がある。苦を生かせ。闇を生かせ。」という坂村真民氏の詩もあります。「楽のみ存在していれば、楽を楽とも感じなくなることもある。苦しみを味わうからこそ、本当の楽しみを感じることができる」とも言えます。そして、目の前にある苦しみは永遠に続くものではなく、いつかは必ず終わりが来ます。苦を乗り切った先、そこには希望があります。

1月20日(金) 川俣高等学校長