令和4年度

不言実行

言うは易く行うは難し、という言葉があります。言葉で表明するにも勇気を要しますが、実行する際にはより多くの困難を伴う、ということを意味します。百の言葉よりも一つの実行が大切であり、実行する裏付けがなくては、その言葉から重みが消え去る、という意味合いも含んでいます。一方で、自分の取り組んでいることの大変さを、他に語ることなく控えることを不言実行といいます。言葉以上に心を込ることに重きを置き、物事にあたることで立派な仕上がりにもなるし、周囲からの評価も高まる一面はありそうです。他者に惑わされることなく、自らの信念の下、取り組む姿勢を、武者小路実篤氏も、「見るもよし、見ざるもよし、されど我は咲くなり」と表現しています。

3月2日(木) 川俣高等学校長