令和4年度

定向進化

ある種の閾値を超えると一気に繁栄し、また繁栄するがために副作用が生じて絶滅するという事例は、恐竜など生物の存在や王朝の在り方など、歴史を紐解くと多く見られます。こうした一連の流れを定向進化と呼びます。一旦ある方向に向けて進化していくと、それがそのまま行き過ぎてしまうことになるので、常に、現状に課題はないのかを冷静に考える観点が必要とされます。これは、生徒の皆さんが送っている日常を見直す際にも重要なことです。今ある課題をなくす(打破)だけではなく、多様性を取り入れて一層の進化や深化を図るためにも、是非、創造的打破の領域に踏み込んでみてください。

2月14日(火) 川俣高等学校長