令和4年度

天気予報

かなりの確率で的中する天気予報ですが、天気は生活にも深く関係するので、人は以前から、暮らしの中で培った経験により天気を予想していました。例えば、山が近くに見えると雨になる、と、よく言われます。これは、大気に多量の水蒸気が含まれると、遠方の山が見えにくくなるために引き起こされる、視覚的・心理的現象とされています。また、朝やけの後には雨が降る、というのは、空気中に水分の微粒子が多いときに生じる現象が朝やけなので、朝やけが見えると大抵、昼頃までに雨が降るのだそうです。加えて、星がチカチカすると雨、というのもあります。大気中の温暖な空気層と寒冷な空気層を星の光が通過すると、光が屈折します。この現象は低気圧が接近しているときに起こるので雨が近い、とされています。昔の人は、経験から知識を作り上げる名人ですね。

2月4日(金) 川俣高等学校長