令和4年度

啐啄同時

母親ニワトリが卵を抱いて何日も温めていると、卵の内側からヒヨコが殻を突く瞬間があります。これを啐といいます。そして、母親ニワトリがヒヨコの突いた同じ箇所を突き返すことを啄といいます。啐と啄が同時に行われることで卵が割れ、ヒヨコが世に誕生します。これを基に、禅の世界では、師僧が弟子に法灯を伝える絶妙なタイミングのことを啐啄同時としています。教員による教えも、早すぎることなく遅すぎることなく、タイミングが重要とされています。ちなみに、 啐啄同時が書かれた掛け軸は、本校校長室にも掲げられています。

1月29日(月) 川俣高等学校長