令和4年度

タイムプレッシャー

時間に制約を設けることはあせりにもつながりますが、一方で、思わぬ力も生み出します。皆さんはウルトラマンを知っていると思います。正義のヒーローの代名詞ともなったウルトラマンは、なぜあんなに強いのでしょうか。その秘訣の一つは、3分しか闘えないことにもあります。活動できる3分が迫ると、胸のカラータイマーは点滅します。必ず3分以内に怪獣を倒さなければならない、その緊張感が強さを生むのです。このタイムプレッシャーとも言える時間の制約は、生徒の皆さんが日常取り組むことにも応用できます。普通なら100分でやっていることを80分で終わらせると周囲に宣言し、時計で計測するなど自分に負荷を与えると、大抵、80分でできるのです。60分に時間設定をしたとしても、これも実現可能です。モチベーションは、タイムプレッシャーをかけることで高まります。それは、ドーパミンの一層の分泌も促します。時間の制約を設けるウルトラマン取組術の有効活用は、とても楽しそうです。

8月29日(月) 川俣高等学校長