令和4年度

理想の人の在り方

論語に、「質文に勝てば即ち野なり。文質に勝てば即ち史なり。文質彬彬として、然る後に君子なり。」という表現があります。質とは人の持つ誠実さ、文とは教養、野とは粗野なこと、史とは、物知りではあるものの心からの誠のない人をいい、また、彬彬とは、美しく調和の取れていることを指しています。つまり、孔子は、生まれながらに持つ誠実心と、後天的に身に着ける教養とが調和した人物を理想的な人と捉えているようです。人としてのバランスを保つことは、いつの時代においても大切なことのようですね。

4月22日(金) 川俣高等学校長