令和4年度

継 続

生徒の皆さんは、初志貫徹の大切さについて、保護者の方から、また、先生方から多く聞いていることと思います。当初、興味を持って取り組んだことを、途中から何らかの理由により止めてしまう、このことを私がもったいないと感じるのは、少しでも興味を持ったことは、皆さんにとって間違いなく必要であった要素、その可能性が高い、ということなのです。その要素を身に着けることにより、皆さんが一層、スキルアップを図ることができたはずなのです。詩経にも、初志貫徹と同様の意味を持つ、「始めあらざるなし、克(よ)く終りある鮮(すくな)し」という表現があります。これまでに興味を持ったことを思い出してみませんか。そして、前回歩みを止めた場所から、再度歩き出してみませんか。今回、また途中で止めてもいいのです。次回にそこから始めて、最終的に全うすればよいのですから。皆さんには、十分すぎるくらいの時間があります。

8月17日(火) 川俣高等学校長