令和4年度

言葉を発する

言葉は常に私たちの身近にあります。周囲の人からかけられる言葉により、励まされることが多くあります。一方で、言葉により、思いもかけず人を傷つけることもあります。言葉の遣い方には難しい面があることは事実です。でも、絵を描く方も、音楽を奏でる方も、また、作家として作品を書く方も、自らの正直な思い、言い換えれば、自らの言葉を発しようとする強い意識をお持ちであることも事実です。H・E・ノサックも、『言葉とは、あらゆる創造の動機です。これこそ、作品にいつまでも生命を与える動機です。』と述べています。生徒の皆さん、選択する言葉の判断基準は皆さんの心にあります。言葉という存在と正面から向き合いながら、自らの存在を再認識するよう努めるのも、有意義な日々となります。

3月13日(水) 川俣高等学校長