令和4年度

記憶力

物覚えが悪くなる要因は、脳にあるワーキングメモリの容量が小さくなるからだと言われています。記憶の容量とされるこのワーキングメモリが小さくなるのは、大きな机の上でテキストやノートを思いっきり広げて作業ができる状態から、徐々に机の幅が狭くなっていくような状態を指すのだそうです。でも、狭くなった机を広げる方法として、音読を薦める大学の先生がいます。川島隆太先生によれば、音読は、文字を読む視覚と耳で察知する聴覚という2つの感覚を使用することから、脳に程よい刺激を与えると話されています。言語を使って思考する人間にとって、脳の中の机が広くなればその思考の幅を広げることができ、豊かな発想力も生み出すことができます。そして、途中で息を吸った際に脳の回路が切れることを避けるために、文章などを一気に読み上げると一層の記憶力向上に良いとされています。生徒の皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。

9月21日(木) 川俣高等学校長