令和3年度

最適解

将棋に魅力を感じている人は多くいます。そして、アマチュアの方の中には、一瞬で100手先まで読むことができる人もいるそうです。では、プロであればどうか。羽生善治氏によれば、大山康晴名人は晩年、あえて5手先以上は読まなかった、とのことです。パターン化思考が定着すると、直観を重視して将棋を指したとしても、それはそれで当たるようになるのだそうです。プロは最適解になりそうな候補を絞り込むことに長けており、一方でアマチュアの方には、容易にその手が最適かどうか判断を下すことができずにいる、これが両者の違いなのかもしれません。将棋の世界に限ることなくどの分野においても、熟練領域に入った際には、相手の手を見た上でシンプルに考え、そして対応したほうが、結果として良い判断になる場合が多そうです。

1月7日(金) 川俣高等学校長