令和4年度

整 理

生徒の皆さんが、工場で働いていると仮定します。ものづくりの現場は、集団作業により成り立ちます。一人ひとりの個人作業で完結することは、一つとしてありません。前工程の後に自分の作業があり、後工程に引き継がれます。前と後ろの人との連携があって、円滑な作業実践を図ることができます。よって、重要なことは整理整頓です。不特定多数の人が手にするものは、定位置を定め、必ずそこに戻すことが大切です。誰もが素早く、ものを取り出せる環境づくりは、一部、皆さんの学習活動にも応用ができます。学んだ知識は、頭の引き出しに入ります。その際に、知識の出し入れをスムーズにできるよう、引き出しの表面にラベル(タイトル)を貼るイメージを持ってみてください。出した知識を、必ず元の引き出しの中に戻すことで、次に必要なときにも、短時間でその出し入れが可能です。考査日程が迫ってきました。知識の整理整頓の重要性が高まっています。

6月29日(水) 川俣高等学校長