令和4年度

普 通

人は初めて会った人に対して、好きか嫌いか、の感情を持つ傾向にあります。自分の身を守るために備わっている、そうした判断を下す場所が偏桃体です。ちなみに、偏桃体では、0.02秒で判断をするそうです。でも、嫌いという感情を持ってしまうと、それが相手にも伝わるので、人間関係という観点からは好ましくありません。嫌いの感情を抑制するには、好きか嫌いか、という基準に、普通という基準を加えるとよい、とされています。大脳皮質を進化させ、じっくりと考える論理的思考ができる人間には、偏桃体の働きをコントロールできる力が備わっています。嫌いの感情を薄めて、できれば、好きか普通か、の2つの基準により、人と接してみるのも楽しそうです。

7月8日(金) 川俣高等学校長