令和4年度

家族とつながる

携帯電話のなかった、公衆電話が当たり前の頃の話です。身体の不調から長期入院をしていた、ある幼稚園児の気持ちを和ませようと、看護師さんがクイズを出したそうです。「ここに、500円玉、100円玉、そして10円玉があります。どれが一番大きなお金ですか。」その子は即座に、「10円玉」と答えます。何度確認しても答えは同じ。その理由を尋ねると、その子はこう答えます。「10円は、家に電話のできるお金。家と私をつないでくれる、私にとって一番大きな、一番大切なお金。」

6月25日(金) 川俣高等学校長