令和4年度

自己の芽

人が精神的にも生活の上でも安定を望むのは、何も不思議なことではありません。一方で、なぜチャレンジしないのか、という観点から見れば、イギリスのグラッドストーンの言葉「人にとって最も恐ろしいこと、それは”恐れること”である」、この中にその回答がありそうです。つまり、失敗を恐れてしまうためです。安定よりも自己改革を求める際には、場合によっては自己否定を伴います。でも、考えてみてください。チューリップの花であれば、球根が球根のままである限り、いつまでたっても花は咲きません。球根ではなくなったとき、つまり球根を否定したときに芽が出て、そして花が咲くのです。自己改革は進歩や発展を生み出します。生徒の皆さんも、自分の芽を大きく育て花を咲かせるよう、日々のチャレンジを心がけてみませんか。

12月1日(水) 川俣高等学校長