令和4年度

木ヘン

なぞなぞです。木ヘンに朱は木の切り株、木ヘンに白は柏、では木ヘンに黄色は?、と尋ねられたら、生徒の皆さんはどう答えますか。ミカンではありませんよ、答えは横ですね。それはともかく、木ヘンの漢字は多くあります。たとえば、ショウやミョウ、ビョウと読む漢字は、木ヘンに少と書きます。梢を指すこの言葉は、よく繁っている木でも上の方にいくと枝葉が少なくなる様を表しています。加えて、この言葉には、終わり、という意味もあります。木が少なくなったら地球環境にも大きな影響を及ぼす、という警鐘の思いも込められているのかもしれません。一方、桐という木は、切ったほうが良く育つそうです。幹が柔らかいこの木は中心に空洞ができやすく、大きく育っても使えないことも多々あるので、その対策として、ある程度育った桐を根元から切り倒すそうです。後に出てくる新芽は良く締まり、親木以上に大きく育つそうです。これは台切りと呼ばれているため、桐はキリノキと称されるようになった、とも言われています。それにしても、漢字の持つ意味合いの深さを感じます。

9月27日(水) 川俣高等学校長