令和4年度

ナンカ

東南アジアは、ドリアンやマンゴスチンなど果物が豊富な地域ですが、ジャックフルーツも印象に残る一つです。太い幹から長さ50センチを超える実がいくつもぶら下がる光景は圧巻だそうです。表面にはトゲがありますが、中は黄色い果肉で、独特の甘みがある人気の果物です。多くある果樹園に加えて、庭園樹としても育てられているため、旅行に行くと、いたるところで目につきます。現地ガイドさんはよく旅行者から、「あれは何ですか。」と尋ねられ、うっかりと「ナンカの実です。」と答えてしまい、お叱りを受けることがあるそうです。ちなみに、ナンカとはジャックフルーツの現地での呼び名です。日本語とも思える言葉が遠く離れた地域でも使用されているのには、何(なん)か所以があるのかもしれませんね。

8月17日(木) 川俣高等学校長