あいさつ

令和4年度より、本校は普通科校として新たな歩みを進めてまいります。
「謙譲 忍耐」の校訓の下、以下による充実した取組をとおして、生徒の皆さんの興味や関心を高め、進路希望実現を図ります。

〇ICT機器を活用した授業をとおして、理解の深化を図ります。
〇工業に係る選択科目をとおして、実際に機械に触れ、世界に一つだけのものづくりができます。
〇商業に係る選択科目をとおして、数多くの資格取得ができます。
〇授業に加え課外授業や添削をとおして、大学進学に備えることができます。
〇福島イノベーションコースト構想の下、川俣町や近畿大学、地域との連携により、各種プロジェクト体験ができます。
〇地域の方々のところに赴き、また、地域の方々を本校にお招きし指導を受けるなど緊密な連携により、社会の在り方について深く学ぶことができます。

本校では、教職員も学びます。そして丁寧な指導を行い、生徒の皆さんの持つ進路目標達成を支援してまいります。
令和4年度も、川俣高等学校をよろしくお願いいたします。

令和4年4月1日     
川俣高等学校長 半谷 佳之

       
令和4年度

校長より

不連続の連続

紅葉の季節が終わり、冬がやって来ます。カレンダーを見ながら、そして季節の移ろいを感じながら、私たちは昨日と今日、明日というように区切りをつけます。こうして、人は自然の力を借りながら、連続した日々の流れに区切りを入れてきました。私たちの心の動きを不連続にしたのです。でも、皆が気づいているように、時や私たちの活動は、昨日や今日もそうであるように、明日もまた、途切れることなく連続します。変化のない単調な毎日に敢えて区切りを入れることで、私たちは今日を生き、明日を想う新たな気持ちを手に入れているのかもしれません。区切りはけじめ、一歩を踏み出す大きな力です。不連続な心を繋げていく努力の先に、目標達成の瞬間があります。

12月1日(木) 川俣高等学校長

適 職

生徒の皆さんは、自分の持つ個性に合った職種かどうかを念頭に置いて、就職先を絞り込んでいくことと思います。そして、実際に就職した後に、仕事が楽しいので、これこそ自分の天職だ、と思うかもしれません。でもそれは、もしかすると適職なのかもしれません。天職とは、その仕事をするために自分は生まれてきた、天から授かった、と思えるような職業を指します。そこには、楽しさに加えて、常にやりがいや満たされた感情が伴います。では、適職を天職にまで高めるにはどうすればよいのでしょうか。そのためには、ある程度の時間を要します。万が一、仕事でうまくいかない場面に遭遇したとしても、あきらめることなく継続して取り組み、経験を積む中で自己洞察が進み、自分の向き不向きなどについても明確化されていくと、いよいよ天職の領域に踏み込むことになります。天職とは、見つけるものでも与えられるものでもなく、適職を自分の力で徐々に変えていくこと、と言えるのかもしれません。適職に就ければ十分に幸せです。そして、もしも天職にも就ければ、人生が一層楽しくなると思います。

11月30日(水) 川俣高等学校長

性格を変える

生徒の皆さんは、自分の性格を変えたいと思ったことはありますか。精神医学的見地からすると、人の性格は3年程継続して取り組めば変えることは可能だそうです。でも、ある一つの性格を変えたとしても、自分の別の性格が気になり、結果として、性格を変え続ける無限連鎖に陥ってしまうこともあります。効果的な取組として、行動を変えることを推奨する心理学者もいます。自分のどういった性格をどのように変えたいのかを明確にして、そのために行う行動を3つ挙げます。例えば、内向的な性格を外向的に変えたいので、①笑顔で挨拶する ②意見を求められたら、最初に挙手して意見を述べる ③初対面の人には自分から話しかける、など、実現可能な3つの行動を意識して生活を送るのです。古代ギリシアの哲学者アリストテレスも、「その人の性格は、その人の行動の結果である。」と述べています。こうした皆さんの行動をとおして、自然に、周囲からの皆さんに対する見方が変わり、性格を変える以上の効果が表れます。

11月29日(火) 川俣高等学校長

コミュニケーション力

コミュニケーション力の大切さについては多く語られており、具体的な向上策も多々挙げられていますが、次の3観点も注目すべきこととされています。第一に、自分に自信を持つことです。情報を発信するには自信を要します。自信は、勇気と置き換えることもできます。第二に、相手の話に耳を傾け、理解しようとする姿勢を持ち続けることです。傾聴という言葉もあります。自分の言葉を伝えることに集中するあまり、話が一方通行になり、コミュニケーションが成立しないケースを避ける意味でも重要です。第三に、困ったときには助けを求めることです。すべての人がすべての分野について深く知っているわけではありません。お互いに補完し合うことで、自分の力とともに組織力も高めることができます。

11月28日(月) 川俣高等学校長

管鮑の交わり

友人間の信頼関係を表現するときに、「管鮑の交わり」という言葉が使われます。管仲と鮑叔は若い頃に友人となり、特に、鮑叔は管仲を優れた人物として尊敬します。後に斉の国政を担うまでになった管仲は、次のように話します。「かつて私は、鮑叔とともに商売をした。利益を分けるときに、私は自分の分け前を多く取ったのに、鮑叔は私を貪欲とは思わなかった。私が困窮していたのを知っていたからである。かつて私は、鮑叔のために事業を企て失敗したが、鮑叔は私を愚か者とは思わなかった。時に利・不利のあることを知っていたからである。かつて私は、三たび仕えて三たび君(主)から逐(お)われたが、鮑叔は私を無能とは思わなかった。私が時の利に合わなかったことを知っていたからである。かつて私は、三たび戦い三たび敗れて逃げ出したが、鮑叔は私を卑怯とは思わなかった。私に老母のあることを知っていたからである。私を生み育ててくれたのは父母だが、私を知ってくれているのは鮑叔である。」と。さて、生徒の皆さん、皆さんの周囲には、管仲から見た鮑叔のように、皆さんを真に理解してくれる友はいますか。

11月25日(金) 川俣高等学校長