令和4年度

2021年4月の記事一覧

10・10・10の法則(出典 1日1話、読めば熱くなる 365人の仕事の教科書 致知出版社 一部改訂)

帝国ホテルのサービスには、「100-1=0」の精神があるのだそうです。

素晴らしいサービスを展開したとしても、たった1つのミスが生じれば台無し、つまり0になってしまう、ということです。

仕事の厳しさを感じます。

また、「10・10・10の法則」もあります。

信用を築くには10年かかる一方で、その信用を失うのはたった10秒、そして、信用を再構築するのにまた10年かかる、というものです。

物事は人の想定通りにはいかず、よってミスも生じます。その際には、「お詫びとお礼は1秒でも早く」をモットーにしているのだそうです。

私たちの生活にも活かすことのできる考えだと思います。

4月22日(木) 川俣高等学校長.

 

基礎・基本

生徒の皆さんは、基礎・基本を軽視してはいませんか。

写真家の土門拳さんは、写真を撮るときに大切なこととして、まずはレンズのキャップを取ること、と話しています。キャップを取らなければ写真撮影の作業は始まらない、という基本中の基本、当たり前のことではあるけれど、

一方で、私たちは日常において、基礎・基本を無視して、キャップを取ることなくシャッターを押すようなことを

やってはいないでしょうか。

そういえば、千利休もまた、同様に弟子に対して、「稽古とは、一から始めて十を知り、十から返る、もとのその一」

と話しています。

4月21日(水) 川俣高等学校長

夢を磨く、笑顔を作る

今から随分と昔の話です。

経営の神様と呼ばれた、松下グループ創業者の松下幸之助さんが、工場でつまらなそうな顔をして電球を磨いている従業員に、

「あんた、いい仕事をしているよ。」と声をかけたそうです。

「毎日、同じように電球を磨くだけの退屈な仕事ですよ。」と答える従業員に、彼はこう言います。

「本を読んで勉強している子どもたちがいる。でも、夜になると、字が読めなくなってしまう。そこで、あんたの磨いた電球をつけるんや。子どもたちは、夜でも読みたい本を読めるようになる。あんたの磨いているのは電球じゃない。子どもたちの夢を磨いているんや。怖くて通れなかった暗い夜道に、あんたの磨いた電球がついたら、人は安心して、笑顔で通れるようになる。もの作りは、ものを作ったらあかん。その先にある笑顔を作るんや。」

まさに、夢と笑顔に満ちた話です。

4月20日(火) 川俣高等学校長

 

今を大切に考える

生徒の皆さんの中には、すぐにでも取り組まなければならないことを目の前にして、どうしても気乗りがしない、と感じた経験があるかもしれません。これは、心ここに在らず、の状態に陥っているわけです。

心をここに置く、言い換えれば、今を大切に考えることは、学習にも、また、人生においても必要なことです。

孔子は、「心ここに在らざれば、視えども見えず、聴けども聞こえず、食えどもその味を知らず」と話しています。

今を大切に考える姿勢こそ、人生を豊かにしてくれる秘訣の一つです。

4月19日(月) 川俣高等学校長

 

学習がうまくいかないときに

学ぶ過程においては、容易に知識の定着を図ることができる時期と、なかなかうまくいかない時期が交互にやってくるのが普通です。後者のことを、心理学では高原現象と言います。

しかし、この時期は、次への飛躍に必要なエネルギーの充電期間とされています。

学ぶ者は誰でも経験することと認識して、川高の皆さんには、学びの歩みを止めないことを願います。

4月16日(金) 川俣高等学校長