令和4年度

中 庸

私たちは、大小を問わず無意識のうちに、すべての勝負に勝ちたいと願う傾向にあります。そういえば、白黒(しろくろ)をつける、または黒白(こくびゃく)をつける、という言葉もありますね。これは、囲碁に例えた表現です。でも、その囲碁の世界では、先手後手が最善を尽くし、最後には持碁(黒白の面積が同じ)になること、これを理想的な対局とする考えもあるのだそうです。どちらに偏ることもない中庸の考えは、現代においても必要とされています。

10月26日(火) 川俣高等学校長