令和4年度

独自性

人には皆、素晴らしい個性があります。その存在に気づいていない人もいますが、間違いなく、各人が個性を備えています。他者との比較に大きな意味はありません。むしろ、自分の良さを信じる姿勢こそ大切です。お経の中に、「青い色には青い光があり、赤い色には赤い光がある」という「青色(しょうしき)青光、赤色(しゃくしき)赤光」という言葉があります。青光(赤光)は、それだけで既に素晴らしい存在である、という意味と理解しています。自信を失う場面に遭遇したり、挫折感を味わったりした際には、自らの持つ個性の力を信じて、何度でも立ち上がってほしいと思います。他者とは異なる個性であるからこそ、移り変わりの激しい現代において価値があります。

12月6日(月) 川俣高等学校長