令和4年度

校長より

東日本大震災のあった年に、1年間を象徴する言葉として選ばれたのは絆でした。その2年後には、輪という言葉が選ばれます。未曽有の大災害をとおして、11年間にわたり、特に福島県に住む私たちにとって、友人や知人、そして家族の絆の在り方、また、人の輪の大切さを考えさせられる機会が多くありました。人を思い、そして、人に思われる。人は、周囲の人に支えられ存在しています。生徒の皆さんは、教師である私たちに支えられることもあり、また、私たち教師は、生徒である皆さんの存在に支えられることが多々あります。私たち教師は、生徒の皆さんとの絆を感じ、それを生き甲斐としています。そして、皆さんの家族もまた、皆さんとの絆を感じたい、と切に願っています。特に春季休業中は、家族の絆について真剣に考えることのできる期間です。新年度にやりたいことについて、自らの進路について、また、自分の今考えていることについて、家族の方々とたくさん話をしてほしいと思います。

3月18日(金) 川俣高等学校長

継 続

一日のわずかな努力でも、長期に継続することで大きな実を結ぶことはよく知られています。吉田松陰も次のように述べています。「一日一字を記さば、一年にして三百六十五字を得、一夜一時を怠れば、百歳の間に三万六千五百時を失う」。こうした考えが、日々努力する背中を押してくれているのも事実です。生徒の皆さんも、成果を信じて確かな歩みを進めてほしいと思います。

3月15日(火) 川俣高等学校長

サン・テグジュペリの著書「星の王子さま」に、「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは目に見えないんだよ。」という表現があります。欲にこだわって生きる多くの星の大人は、ものの真の姿を見ることができなくなっている、このことを知ったときの王子の言葉です。心で見るためには、欲のない、わだかまりのない、純真な心を持つことが必要です。本質(目に見えないもの)を見極めることは難しいことですが、やってみる価値はありそうです。

3月14日(月) 川俣高等学校長

今日という日

今日を疎かにしておきながら、明日はどうなるか、と気にする人がいます。今日の挑戦が明日問われる、ということを忘れてしまいがちですが、大切なのは、力の限りを尽くして今日を生きることです。明日のことは、明日になってみれば自然にわかります。生徒の皆さんも、今日を精一杯生きてみませんか。物理学者ニュートンも、「今日、できる限りの全力を尽くしなさい。そうすれば、明日は一段の進歩がある。」と述べています。

3月11日(金) 川俣高等学校長

迷い

何かを成し遂げようとするとき、迷うことなく目標を達成できることはめったにありません。高い目標であればあるほど、人はあれこれと迷い、そして悩むものです。ゲーテのファウストにも、「人間は努力する限り、迷うものである。」と述べられています。迷いこそ生きている証であり、迷ったあげく目標に到達するところに大きな価値がある、とも言えます。生徒の皆さん、迷うことを苦に思わないでください。迷い、それは真剣に努力しているからこそ存在するのです。

3月10日(木) 川俣高等学校長