令和4年度

校長より

ル ビ

読みづらい漢字につけるフリガナをルビと呼びます。でも、そもそもルビとは何でしょうか。今では文字の大きさを何ポイントとしていますが、かつて活字の大きさを表す単位がなかった頃、イギリスでは、最も小さな活字をダイヤモンド、そしてパール、ルビー、エメラルドというように、宝石の名前を使って表記したそうです。一方、日本では新聞等に活用される大きさの文字を5号として、順次番号を付けていました。フリガナを付けるのに最も適していた7号活字は、ちょうどルビー活字と大きさが同じであったため、短縮してルビと呼ばれるようになった、とのことです。私たちの周囲にある言葉には、それぞれ確かな由来があります。その歴史を紐解くと、興味深い時代背景など多くのことを学ぶことができます。

3月18日(月) 川俣高等学校長